新時代を担う日中友好の架け橋に

日中平和友好条約締結40周年記念 日中大学生交流式典(日中大学生五百人交流団が参加)

次代を担う日中の大学生500人が交流しました

日中友好会館は、日中平和友好条約締結40周年を記念し、2018年11月30日に東京で「日中大学生交流式典」を開催しました。東京を中心とした32大学の日本大学生約250人、中国側は「日中植林・植樹国際連帯事業」日中大学生五百人交流団で来日した22大学の学生約250人、合計約500人が一堂に会し、交流しました。

式典と夕食交流会の二部構成で行われ、日中大学生による素晴らしいパフォーマンスが披露されたほか、学生たち一人ひとりが10年後の未来に向け、日中平和友好条約締結50周年を迎える未来の日中関係や、日本と中国の未来の大学生に向けて書いた一言メッセージ、メッセージをイメージして描いたイラストなどの“未来へのmessage”が紹介されました。辻清人 外務大臣政務官、中華人民共和国駐日本国大使館 楊宇公使参事官及び日中大学生五百人交流団団長として来日した中国人民対外友好協会 林怡副会長も若者に向けて祝辞を送りました。

◆日中大学生による素晴らしいパフォーマンスの競演

「日中大学生交流式典」では、日中それぞれの大学生がこの日のために練習を重ねてきた素晴らしいパフォーマンスを披露しました。はじめに明治大学三曲研究部が、琴・三味線・尺八で日本の美しい“和”の音色を奏で、続いて湖北省大学生が、日本でも有名な『時の流れに身をまかせ』や、友情が末永く続くよう願いを込めた『友誼天長地久』など中国の歌を披露、早稲田大学混声合唱団による瀧廉太郎作曲『花』のアカペラでは、桜咲く春を思い起こさせる素晴らしいハーモニーが会場を優しく包みました。最後は色鮮やかな少数民族の衣装を纏った雲南省大学生が、迫力ある伝統舞踊と歌で喝采を浴び、会場をおおいに盛り上げました。

 

明治大学三曲研究部

日中大学生五百人交流団 雲南省分団

◆未来へのメッセージ ~ 10年後の未来に向けて

参加した日中大学生全員が作成した“未来へのmessage”について紹介があった後、早稲田大学法学部の中野一希さんと、武漢大学日本語専攻の黄煌さんの2名が、両国大学生を代表し“未来へのメッセージ”を発表しました。

中野さんは「我喜欢青岛啤酒!!(私はチンタオビールが好きです)」の一言で会場の笑いを取った後、大学の国際寮で2年間同室だった中国人留学生と過ごした経験を話しました。「自身にとって初めての身近な中国人。共に生活を営むことは新鮮な体験だった。毎夜語り合い、一緒に旅をする中で絆を育み、今では最も尊敬する先輩であり友人となった。異なる国の出身でも、お互いが顔を合わせて語り合えば必ずや通じ合える」と、相互理解の重要性を訴えました。

黄煌さんは、パンダとトキが会話しているイラストを見せながら、「中日両国は近隣として、時々喧嘩をしたり、揉め事を起こすかもしれないが、お互いにとって大切な存在。これからも仲良くしていけば、きっともっといい友達になれる」と、力強く語りました。

 

早稲田大学 中野一希さん

参加大学生による「未来へのmessage」

 

式典に続いて行われた夕食交流会では、日中大学生が活発に談笑する姿が見られ、会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれました。

 

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「人民中国」寄稿(2019年1月14日付Wechat版・中国語)~成人之日:青年寄语未来 未来寄予青年~

「人民中国」寄稿(雑誌2019年3月号・日本語)

(総合交流部)