新時代を担う日中友好の架け橋に

「JENESYS2024」中国著作権業界関係者代表団

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実施概要

招聘期間: 2024年6月2日(日)~6月8日(土) 6泊7日間

招聘人数: 29名(団長1名、事務局2名、団員26名)

実施団体: (公財)日中友好会館

派遣団体: 首都版権協会

派遣協力: 在中国日本国大使館

実施協力:  一般社団法人 コンテンツ海外流通促進機構

内  容: ・訪日テーマ「著作権保護」に関するブリーフ、視察、交流

      ・日本の経済・社会・文化・歴史等に関する視察・参観

      ・日本に対する包括的理解促進につながるプログラム等

 

主な日程

6月2日(日)

PM 来日、皇居・二重橋参観、teamLab Planets TOKYO DMM参観

 

6月3日(月)

AM 経済産業省ブリーフ、外務省表敬訪問、文化庁ブリーフ

PM 株式会社バンダイ訪問・交流、富岡八幡宮参観、歓迎会

 

6月4日(火)

AM 東宝株式会社訪問・交流

PM 印刷博物館参観、(一社)コンテンツ海外流通促進機構(CODA)訪問・交流

 

6月5日(水)

AM 山梨県へ移動・山梨県立富士山世界遺産センター参観

PM 富士五合目、忍野八海参観、日本文化体験(和風旅館宿泊)

 

6月6日(木)

AM 三保の松原、静岡市東海道広重美術館参観、日本文化体験

PM 東京へ移動、都内参観

 

6月7日(金)

AM 東京タワー参観

PM 三鷹の森ジブリ美術館視察、(一社)日本音楽著作権協会(JASRAC)セミナー、歓送報告会

 

6月8日(土)

AM 帰国

 

プログラムのハイライト

本事業は、日中における著作権保護に向けた関係強化および日中ライセンスビジネス交流を狙いとし、「著作権保護」をテーマに、首都版権協会及び会員企業の関連部門に所属する青年を訪日招聘し、テーマに関するブリーフ・視察・交流等を通じて、同分野での日中間の関係構築の一層の強化を図るほか、日本の経済、社会、文化、歴史等に関する視察など、多面的な日本理解につながる活動を行い、対日理解を促進することを目的として実施しました。

 

日本政府の取り組みや現状について理解

経済産業省から「コンテンツ産業政策の現状」、文化庁から「著作権制度をめぐる最新の動向」をテーマにそれぞれブリーフを受けました。活発な質疑応答がなされ、訪日活動の導入として有意義な時間となり、団員の関心の高さがうかがえました。

また、高村正大 外務大臣政務官を表敬訪問し、政務官から、正規の流通が促進され、コンテンツ産業が成長することで両国の経済関係が親密に発展することを期待するとのご挨拶をいただきました。

 

企業や団体などで著作権保護を担当する部門と意見交換

(株)バンダイ、東宝(株)、(一社)コンテンツ海外流通促進機構、(一社)日本音楽著作権協会では、それぞれの主な事業紹介や著作権保護の取り組み、課題などの紹介を受け、コンテンツを保護することの重要性や、著作権保護等に係る日中間での協力について考えるきっかけになりました。また、団員は自身の業務に関連する内容などを中心に、積極的に質問して交流を深め、最後には名刺交換をする姿が見られました。バンダイ本社や三鷹の森ジブリ美術館の視察では、日本コンテンツ産業のレベルの高さに感銘を受けたようでした。

この他、山梨県と静岡県でボランティアガイドと富士山などの名所旧跡の参観や、茶道など伝統文化を体験し、日本と日本人への理解と親睦を深めました。

参加者の感想

◆日本のコンテンツ産業は世界でも類を見ないものです。私は知的財産関連の仕事に携わるだけでなく、日本のコンテンツ製品の消費者でもあります。日本には文学、芸術、音楽、マンガ、アニメーション、映画、テレビの分野で優れた作品が数多くあります。文化産業の繁栄は、健全な法制度の保障と不可分です。外務省、文化庁や、バンダイ、東宝との交流を通じて、日本のコンテンツ製品の海外流通や権利の保護・行使に関する貴重な情報や高度な経験を得ることができました。今後も同様の交流活動に参加する機会を増やし、日本のコンテンツ産業の内容をより深く学び、より多くの栄養素を吸収できることを願っています。

 

◆日本の文化企業の著作権保護に対する意識の高さや、日本政府が権利者を重視していることを直感的に感じることができました。知的財産権の収益化能力と付加価値は、企業と政府のコンセンサスとなっています。政府と民間団体が協力して、日本企業の他国での権利擁護を支援していることは、大いに学ぶ価値があります。中国の文化企業が、国内で自己の知的財産権の保護に苦労しているのと比べて、日本は既に業界団体や政府が日本文化企業の海外での権利保護を支援するところまで発展し、一定の成果と利益を達成しています。私たちの業界団体も、中国の文化企業が海外での知的財産権を効果的に保護するのを助けるために、同様の政策とイニシアチブを持つことを望みます。

 

◆この一週間、外務省、コンテンツ海外流通促進機構、バンダイ、東宝、スタジオジブリなどの行政機関や企業を訪問しました。経済産業省による日本の著作権産業政策に関する講演、文化庁による2023年の著作権法改正とAI関連の著作権問題に関する講演を聴講し、日本を代表するコンテンツメーカーと知的財産保護に関する深い経験交流を行いました。訪問中、中国における日本の権利保護の事例をいくつも聞きました。中国はよく知られた文化大国ですが、著作権大国と見なすことはできません。中国文化は豊かで多彩ですが、既存の文化の発展と保護は、日本のアニメーション産業と日本文化に対する探求には及びません。著作権に対する意識は赤ん坊の頃から始めるべきであり、私たちが真の著作権大国になるには、何世代にもわたる努力が必要かもしれません。日中両国の著作権保護と発展のために、日中両国の著作権関係者が協力を強化し、解決策を共同で検討することは大きな意義があります。

 

◆一、日本における著作権保護を深く理解。経済産業省や文化庁の講義では、日本の著作権保護制度についてより包括的に理解することができました。バンダイ、東宝、CODAなどの団体との交流を通じて、彼らが著作権管理や法執行において豊富な経験を積んでおり、それが私たちの保護活動にとって非常に重要であることを知りました。

二、豊かな文化体験。teamlabを訪れた際、その独特なアートに魅了されました。このテクノロジーとアートの組み合わせは、私の現代文化への理解を深めてくれました。また、印刷博物館を訪れたことで、印刷技術の歴史や発展をより直感的に理解し、日本の伝統工芸に敬意を払うことができました。茶道文化の体験では、おいしいお茶を味わうだけでなく、日本の茶道の厳格さと繊細さも感じました。これらの文化体験は、日本の文化をより包括的に理解することを可能にしました。

三、日本の美しい自然を堪能。富士山五合目・忍野八海を訪れた際、富士山の雄大さと忍野八海の静けさと美しさに感動しました。これらの自然の風景は、自然の不思議な魅力を感じさせるだけでなく、日本という国の地理環境をより直感的に理解させてくれました。