新時代を担う日中友好の架け橋に

主催催事 30回中国文化之日《展覧の部》「~色褪せない墨の美~ 日中友好会館所蔵中国書画展」を終えて 終了報告

久の歴史にはぐくまれた多彩な中国文化を皆さまにお届けする催し「中国文化之日」――。第 30 回となる記念すべき年に、日中友好会館美術館では 9 月 26 日~10 月 18 日の会期で《展覧 の部》「~色褪せない墨の美~ 日中友好会館所蔵中国書画展」を開催、約 1,000 名のお客様にお 越しいただきました。そして《公演の部》「~優美と躍動のコントラスト~ 二胡と和太鼓の共 演」の YouTube における動画配信は、おかげさまで再生回数 10万回を超え、記録を更新中です。

 

会場の様子

会場の様子

 

■中国書画の魅力、その奥深さに感動!

本展では当会館所蔵品の中から、40 名の中国人作家たちにより 1980 年代から 2000 年代初期 にかけて創作された 40 作品を厳選して展示。1978 年からの改革開放政策を受けて「創作の自由」 が認められ始めた中国芸術史の重要な転換期にあたる作品群を通して、中国の書・絵画芸術の 伝統を継承し、発展させ、新境地を拓いていった道程の一端を感じていただきました。また、 所蔵品の多くは、作家や関係者の方々からご寄贈いただいたものです。当会館の日中友好交友 史を物語る貴重な資料を公開できたとも言えます。 そして作品をより深く理解し、楽しんでいただくために、専門家による解説を加えたキャプ ションパネルや中国書画を紹介するビデオコーナーを用意。会場ではじっくりと時間をかけて 鑑賞される姿もあり「解説があって良かった」という感想もいた だきました。

 

ギャラリートーク

ギャラリートーク

 

会期中のイベントでは、できる限りの感染防止対策を行った 上で、在日華人書画家の趙龍光氏によるギャラリートークを開 催。新型コロナウイルスへの心配もあるなか、多くの方にお申 し込みいただき急遽、回数を追加しての開催となりました。年 月を重ねても色褪せない、中国書画の素晴らしい魅力をお客様 に共感していただけたのではないかと思います。