新時代を担う日中友好の架け橋に

主催展「Chinese Shadow Puppets 陝西皮影の世界」を終えて

日中友好会館主催展「Chinese Shadow Puppets 陝西皮影の世界」が9月17日~11月7日の会期で開催され、45日間で3,287人の方にご来場いただきました。

 

会場の様子

会場の様子

 

「皮影」とは中国の伝統的な影絵芝居(皮影戯)に用いられる人形で、牛やロバの皮をなめしたものに、繊細な彫刻や彩色が施されています。本展では中国各地にある皮影の中でも、精緻な彫刻と美しい色彩が特徴の陝西省の皮影作品を展示紹介しました。会場には頭(かしら)80点をはじめ、陝西皮影を代表する皮影作家・汪天喜の『穆桂英元帥となる』、『白蛇伝』、趙百平の『黄河陣』、薛宏権の『番王』等200点余りを展示、その幻想的な世界観で来場者を魅了しました。

 

会場には皮影戯の映像を上映するミニシアターや、皮影操演の体験コーナーを常設。静止作品からは伝わりきらない皮影の魅力や面白さを多角的に伝えました。

 

ミニシアターでは皮影戯の動画を上映

ミニシアターでは皮影戯の動画を上映

 

皮影操演体験

皮影操演体験

 

会期中は在日皮影作家・柴廣義氏が主宰する皮影劇団・廣藝中國皮影藝術工作室による本格的な皮影戯公演や制作実演、郭敏氏による「揚琴演奏会」等多様なイベントを開催し、いずれも大盛況となりました。

皮影戯公演の様子

皮影戯公演の様子

  

揚琴演奏会

揚琴演奏会の様子

来場者アンケートからは「公演が楽しかった。実際に触ったり間近で見れてとても良かった。」、「皮影も陝西省もよく知らなかったが、大変興味を持った。」、「体験コーナーや動画上映もあって皮影についてよく理解できた。」等の声が聞かれました。文化事業部では引き続き「withコロナ」の時代でも皆様に安心して楽しんで頂けるような催事を企画してまいります。どうぞご期待ください。