新時代を担う日中友好の架け橋に

在住外国人による子供の見守りボランティア養成講座

受講後の記念撮影

 

 11月27日、東京都都民安全推進本部総合推進部都民安全推進課の依頼を受け、日中友好会館大ホールにて「在住外国人による子供の見守りボランティア養成講座」を開催しました。

 東京都では地域や基礎自治体、ボランティア等が、学校や警察、コンビニエンスストア事業者等と連携・協力しながら外国人を含めた子供の安心安全を日常生活の中で見守る「ながら見守り」活動を行っています。本講座では参加した寮生に在住外国人として、日本語での意思疎通や文化・習慣などの理解不足により犯罪や事件に巻き込まれる子供たちを危険から守るために必要な知識や技術を紹介しました。

見守りボランティアについて質問する寮生

 参加した寮生3名からは「朝の登校時に横断歩道で誘導している人たちは見守りボランティアなのか」「中国では親もしくは祖父母が送迎する。そもそも小さな子供を一人で登下校させること自体が危険ではないのか」「この活動では路上見守りのほかに子供たちのメンタルケアも行ったりするのか」「地域コミュニティでは定期的にどんな活動するのか決まっているのか」「他の区では子供たちに帰宅を促す夕方のチャイムを聞いたことあるのに、文京区は放送していないのか」などの質問が出されました。この寮生の反応には主催した都民安全推進課の方々も大変に喜ばれ、2回目の開催も要請されました。

 日常生活の中でほんの少し防犯意識を高めるだけで犯罪率の低下に繋がると再認識でき、新たな視点や気づきを得ることができました。なお、参加寮生には後日、名前入りの受講証が渡されました。

(留学生事業部)