新時代を担う日中友好の架け橋に

日中国交正常化50周年記念コラム 第31回(新野晴男)

日本と中国の国交が正常化されてから50周年となる本年、日中友好会館ではホームページとメールマガジンで「日中国交正常化50周年記念コラム」を連載いたします。

日中交流に長く携わった方や、日中友好会館の各事業に参加された幅広い世代の方に、日本と中国に関わりのある事柄、随筆、これまでの日中交流のエピソードや、これからの日本と中国に向けての期待・希望などメッセージを執筆いただき、一年にわたって連載します。また、日中民間交流の拠点として貢献する日中友好会館の取り組みなども合わせてご紹介します。

日本と中国のこれまでの歩みを振り返りながら、新しい友好関係の構築に向けたプラットフォーム作りの一助となれば幸いです。

 

有縁 後楽会と私

日中友好後楽会会員 新野晴男

  私は定年退職するまで中国との接点は全くありませんでした。退職して暫くたったある日、予てから「史跡巡りの会」で知り合いだったS・Wさんが「新野さん、来月後楽会で中国旅行があるんだけど、行きませんか」と誘ってくださいました。

「中国なら近いし、中華料理は美味しいから行ってみようかな」と軽い気持ちで参加することにしました。2008年の後楽会の「中朝国境の遺跡と大自然を訪ねる8泊9日の旅」でした。

「百聞は一見に如かず」中国の広大な自然と悠久の歴史、そして何よりも現地の人々の素朴で活力ある生活ぶりに触れて、すっかり中国の魅力に引き付けられました。

その後より深く中国を知ろうと中国語を学び始め、日中学院に入学し若者と一緒に学習しました。「六十の手習い」です。中国語はさっぱり上達しませんが、沢山の中国留学生と友人になることができました。

後楽会での後楽寮生との交流、とくに春秋のバス旅行では親しい友人もできました。中国旅行の際の、元寮生との再会は本当に嬉しいことです。北京で中国後楽会(寮生のOB・OG組織)との交流会に参加し、元寮生のお宅に泊めていただいたのも忘れられない思い出です。

市民レベルの交流を地道に積み重ねていくことが、日中友好の基本であると思います。これからも後楽会に参加して一人でも多くの友人を作りたいと願っております。

 

2009年7月 後楽会中国旅行
福建省武夷山での舟下り 筆者(左2)

 

2017年11月 後楽会秋季友好バスハイク 
   工場見学 筆者(後列左2)

 

 

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