新時代を担う日中友好の架け橋に

日中国交正常化50周年記念コラム 第35回(単望舒)

 日本と中国の国交が正常化されてから50周年となる本年、日中友好会館ではホームページとメールマガジンで「日中国交正常化50周年記念コラム」を連載いたします。

 日中交流に長く携わった方や、日中友好会館の各事業に参加された幅広い世代の方に、日本と中国に関わりのある事柄、随筆、これまでの日中交流のエピソードや、これからの日本と中国に向けての期待・希望などメッセージを執筆いただき、一年にわたって連載します。また、日中民間交流の拠点として貢献する日中友好会館の取り組みなども合わせてご紹介します。

 日本と中国のこれまでの歩みを振り返りながら、新しい友好関係の構築に向けたプラットフォーム作りの一助となれば幸いです。

 

勇気を持って踏み出そう

日中学院日本語科2020年度卒業生 単望舒

日中国交正常化50周年記念コラムのために貢献できることを光栄に思います。そして私が通った日中学院の先生方、スタッフの皆様に感謝を申し上げます。彼らの助けがなければ、私の拙文を披露する機会はなかったことでしょう。

 

 日本に来てから日中学院のおかげで、私の日本語読解、聴解、筆記のスキルは大幅に向上しました。しかし、会話のレベルがなかなか上達しなかったので、焦りと不安を抱えていました。偶然そのときアルバイトをしていた川崎市中原区に外国人向けの日本語教室があることを知り、さっそく行ってみようと思いました。日本語会話力向上のための新たな旅が始まったのです。

 日本語教室には、日本人ボランティアの方々(退職した人、サラリーマン、学生など)がたくさんいました。彼らは毎週、日本語の学習や日本での生活に困っている外国人を助けるためのボランティア活動をしています。ここで、あらゆる年齢の多くの日本人の友達ができました。彼らの助けを借りて、私は本当の意味で日本の生活に溶け込めたように感じました。

 

  日本語教室での経験を経て、私はより積極的に日本人とコミュニケーションを取り、自分自身が本当に言いたいことをよりストレートに表現できるようになりました。もともと人前で話すのは苦手でしたが、日本語教室の先生たちの励ましもあって、第26回外国人市民による日本語スピーチコンテスト(主催:川崎市国際交流センター)に出場しました。

 今まで、大きな会場で何百人もの人を目の前にして話をする、ましてや日本語を使って話をするなんてことを自分ができるようになるとは想像していませんでした。しかし、私はそれをやってのけ、最終的には2位という好成績を残しました。この結果は、私の就職活動に大きな自信を与えてくれました。

 

 最後になりましたが、日中国交正常化50周年おめでとうございます。日本にいる中国人一人ひとりが勇気を持って一歩前に踏み出し、日本人との交流を深めてもらいたいと思います。思いがけない素晴らしい体験があなたを待っているかもしれません。

2022年6月29日

 

 

 (日本モレックス合同会社 購買部)

 

 

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