新時代を担う日中友好の架け橋に

日中国交正常化50周年記念コラム 第51回(孫岳)

 日本と中国の国交が正常化されてから50周年となる本年、日中友好会館ではホームページとメールマガジンで「日中国交正常化50周年記念コラム」を連載いたします。

 日中交流に長く携わった方や、日中友好会館の各事業に参加された幅広い世代の方に、日本と中国に関わりのある事柄、随筆、これまでの日中交流のエピソードや、これからの日本と中国に向けての期待・希望などメッセージを執筆いただき、一年にわたって連載します。また、日中民間交流の拠点として貢献する日中友好会館の取り組みなども合わせてご紹介します。

 日本と中国のこれまでの歩みを振り返りながら、新しい友好関係の構築に向けたプラットフォーム作りの一助となれば幸いです。

 

『ちびまる子ちゃん』とともに

日中学院日本語科2020年10月期生 孫岳

 私は小学4年生の時、初めて日本のアニメ『ちびまる子ちゃん』を見て、ちびまる子ちゃんが大好きになりました。ちびまる子ちゃんは小学3年生で、父母や姉、祖父母と暮らしています。勉強も宿題も嫌いで、泣き虫なのに、かわいらしく、とても小さい女の子だから、“ちびまる子ちゃん”と呼ばれています。

 

 まる子ちゃんは幼稚な子です。例えばまる子ちゃんは、子供がはくスカートが大人よりかわいいから、大人になりたくないと言ったり、お姉ちゃんとのじゃんけんに負けてノートがもらえず、こっそり表紙に「バカ」と書いて復讐したりします。

 でも、まる子ちゃんは優しい子です。クラスメートの家が火事に遭うと、まる子ちゃんは慰めに行って、自分も泣きます。子供が転んだのを見ると、まる子ちゃんはすぐにその子を起こしてあげます。

 私はまる子ちゃんが羨ましいと思うことがあります。万能なドラえもんを持つのび太とは違い、まる子ちゃんには、良い友達のたまちゃんがいて、妹とけんかをしながらも妹のことを気にかけている姉がいて、無限にまる子ちゃんを愛しているおじいちゃんもいます。そして子供にとって大切なもの――自由さと純粋さがあります。これらこそ、人生の中で最も大切なものではないでしょうか。

 

 去年、私はこのまる子ちゃんがいる国に来て、日中学院で日本語の勉強を始めました。ここで、私は日本語を勉強するだけでなく、見学イベントや中国語クラスの日本人学生との交流を通じて、日本の文化や社会について、もっと理解することができました。ただ新型コロナのせいで、みんなが楽しみにしていたイベントや合宿は中止せざるを得ませんでした。だから、新型コロナが早く終息し、普通の生活に戻って、日本人と交流する機会が増えることを祈っています。機会があれば、ちびまる子ちゃんの故郷である清水市にも行ってみて、彼女が通っている入江小学校、帰り道に通っていた橋、そしてお祭りの時に家族でお祈りをする神社を見てみたいです。

 

 

 

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