新時代を担う日中友好の架け橋に

主催展「~珠璧交輝(しゅへきこうき)~ 清代木版年画+UKIYO-E」を終えて

日中国交正常化50周年記念展PartⅢ「~珠璧交輝~ 清代木版年画+UKIYO-E」が、2022年11月20日(日)に閉幕しました。
本展では天津楊柳青を含む6つの年画産地で清代に制作された木版年画26点と、鈴木春信、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳をはじめ17名の絵師の浮世絵52点(前後期各26点ずつ)を厳選展示しました。同時代に独自の発展を遂げた日中の木版画が一堂に会し、51日間で約4,000人の方にご来館いただきました。

 

来館者アンケートからは、「清代の木版画を見る機会は初めだったが、その魅力に感動した。当時の生活文化も合わせて学ぶことができたのも良かった。」「日中の版画を比較して見ることのできる貴重な機会だった。人物の造形、強調する部分の違いなど、面白く鑑賞した。」「50周年という記念の節目に、文化、アートの交流を再確認する、有意義で質の高い展示会を拝見した。」といった感想が寄せられました。

 

会期中は、中国版画と浮世絵の研究における第一人者・青木隆幸氏を講師にお迎えした「特別記念講演」や「京劇鑑賞会」「中阮と篳篥演奏会」「浮世絵デモンストレーション」など、多彩なイベントを開催し、合計約700人の方にご参加いただきました。また、展覧会場で開催した毎日先着30名様限定の「浮世絵摺り体験」も大変好評でした。

 

 

文化事業部では引き続きより多くの方にお楽しみいただける催事を目指して企画してまいります。どうぞご期待ください。