新時代を担う日中友好の架け橋に

第10回「日中友好岸関子賞」授賞式を終えて

日中友好会館では、日本と中国の学術交流に貢献する人材育成のため、故岸関子氏の遺志のもと「日中友好岸関子賞」を設立し、中国東北地方(黒竜江省・遼寧省・吉林省)出身の人文・社会科学系修士課程留学生の修士論文より、優れた研究に賞状と副賞(奨励金)を授与しています。桜が咲き始めた3月16日、日中友好会館会長室にて第10回「日中友好岸関子賞」授賞式を行いました。

 

授賞式では、まず初めに本年1月に亡くなられた西原春夫審査委員長へ出席者全員で黙とうをささげ、西原先生の長年にわたるご貢献に感謝の意を表しました。次に岸陽子委員から当賞の設立経緯のご説明、そして選考委員会の山田辰雄委員より、受賞者の文可依さん、李紀源さん、岳美汐さんに賞状と副賞(奨励金)が授与されました。最後に、日中友好会館小川理事長よりお祝いの言葉が送られました。

 

授賞式後の祝賀会では、和やかな雰囲気の中、選考委員の先生方から、日本と中国に対する思いをうかがったり、研究に関する励ましをいただいたりしました。

 

これまで多くの留学生を支援してきました日中友好岸関子賞は、第10回選考をもって終了いたします。今回受賞した3名の方には、今後益々のご活躍を期待しています。また、長年にわたり審査を担当いただいた選考委員の方々のご指導とご協力に厚く御礼申し上げます。

 (日中友好岸関子賞事務局)

 

 

山田辰雄委員より賞状の授与(最優秀賞の文可依さん)

出席者で記念撮影(前列左3より受賞者の李紀源さん、岳美汐さん、文可依さん)