新時代を担う日中友好の架け橋に

主催展「土から生まれるいのち―彫刻家セツ・スズキと中国玉石作品展―」終了報告

日中平和友好条約締結45周年記念展PartⅢ「土から生まれるいのち―彫刻家セツ・スズキと中国玉石作品展―」が、2024年3月24日(日)に閉幕しました。

本展は、「土から生まれるいのち」という共通項のもと、彫刻家セツ・スズキによる日本の前衛アート作品と中国の玉石彫刻家17名による伝統的な石彫芸術作品の画期的なコラボレーション展示で、18日間の会期で1,000人(オンライン来館では8,000人)を超える方にご来館いただきました。

 

 

来館者アンケートからは「普段彫刻を見る機会があまりないので新鮮だった。また、ラカンが並んでいるのは壮観。実物は迫力があり、生で拝見できてとても良かった」

「ネットで見て実物をみようと初めて来館。コンセプトや自由な発想に感動した。特にラカンと自然の中での活動ビデオ(TAUE PROJECT)に圧倒された」

「異国の地に来たような気持ちになり、刺激を受けた」「1つとして同じ顔がない展示、また中国玉石作品の細工の繊細さに感動した」

「大きな規模の作品を見ることと、小さく精巧な工芸品を見ることで芸術の多様な可能性を感じることができた」といった感想が寄せられました。

 

 

 

本展では、美術館内はもとより、美術館壁面や地下1階につながるらせん階段にも大型アート作品の展示を試みました。

ひときわ目を引くセツ・スズキ氏の彫刻作品「ラカン」の色使いと形は、通りすがりの来館者増加につながりました。

また、会期中イベントとして彫刻芸術に関する「技術交流会」を開催し、日本と中国の彫刻家たちとの技術交流、人的交流の促進につながったほか、各界専門家及び多くの一般来館者にご来場いただきました。

(文化事業部)