文化事業
協力後援
貴陽孔学堂の書法展を開催
6月17日、日中友好会館美術館において、 明代初めの儒家であり、その「知行合一」の教えが我が国にも大きな影響を及ぼした、王陽明の残した文章や詩歌を紹介する 「≪陽明の物語≫龍場悟道 貴陽孔学堂特展」 開幕式が開催され、 当会館の宮本雄二会長、貴陽市市長とその代表団、国際儒学連合会、日本華僑華人聯合総会などから、およそ50名が出席しました。



王陽明は、30代後半に冤罪により約3年間貴州省龍場に左遷されましたが、ここで陽明学の基礎を作ったといわれます。このため、貴州省の貴陽市には王陽明ゆかりの文物が多数残されています。本展覧会は貴州省貴陽孔学堂文化伝播センターが主催し、当会館が後援するもので、王陽明の詩文や警句など約30作品が中国の高名な書家によって書かれ、展示されています。
開幕式には、冒頭、主催者として王宏 貴陽市長が挨拶し、貴陽市の魅力をアピールしたほか、日本にも深い影響を与えた王陽明について日本の皆さんと共有できることをうれしく思うと述べました。
続いて、当会館の宮本会長が挨拶し、貴陽市からの代表団を歓迎するとともに、日本の明治維新の原動力となった王陽明思想は日中双方の共通財産であり、二つの国の関係をより近づけるための大きな貢献を果たしてきたと述べました。