新時代を担う日中友好の架け橋に

7月談話会

7月31日、後楽寮生で東京大学東洋文化研究所の張哲さんを講師に、国学院大学文学研究科歴史学科修士の陳茜さんを通訳に迎え、「江戸時代の孔子廟と釋奠(菜)礼-文化交渉史の視点から-」というテーマで談話会を行いました。
釋奠とは孔子を祀る儀式ですが、まず講師から、「釋奠」「釋菜」「孔子祭」の概念と区別、江戸時代の朱子学派儒学者である林羅山について紹介した後、日本各地で現在も執り行われている9つの釋奠や、東京都の湯島聖堂や長崎県の大浦孔子廟を例に、江戸時代の祭祀儀礼における文化交流史についてお話しいただきました。
受講者から、「現在の中国での孔子廟や儒学はどんな位置づけなのか」、「地域によって祀る対象が異なるが、理由があるか」、「儒学を宗教化する動きについてどんな考えを持っているか」などたくさんの質問があがり、その後の交流会も多いに盛り上がりました。

 

 

(後楽会事務局)