新時代を担う日中友好の架け橋に

日中青少年交流事業 参加者のその後のストーリー(第9回)

 日中青少年交流事業の過去の参加者の方に、それぞれの「その後」のストーリーをうかがう当企画。

 今回は、2019年の中国大学生訪日団に参加し、現在日本への留学を目指して勉強中の丁敏(てい びん)さんのインタビューを紹介します。

丁敏さん プロフィール

上海師範大学 影視(映画テレビ)伝播学院に在学中。専攻はアニメーション。大学3年生のとき、「日中植林・植樹国際連帯事業」2019年度中国大学生訪日団第2陣に参加。4年生になった現在は、日本への留学を目指して勉強中。

 

 

 

日本での生活を経験したことで、日本に留学したいと希望を持つように

― 訪日活動の最大の収穫は何でしたか?

 

丁:日本大学芸術学部と名古屋芸術大学の学生の方々と交流して、同じ専攻の日本人学生と作品を交換したり、彼らがよく使う専門テクニックや考え方を学ぶことができ、また友達も数人できました。

 

訪日団歓迎会の会場で

― 訪日中に見聞きしたことはその後の生活、学業、就職、仕事の方向性を決めるのに役立ちましたか?

 

丁:もともと日本文化が好きで、専攻はアニメーション、副専攻は日本語であったため、日本とは多少の縁がありました。この訪日で貴重な機会を得て、日本での生活を経験し学ぶことができ、将来日本へ進学しようという考えが強くなりました。大学卒業後、頑張って日本の大学院に進学し、引き続き芸術分野のスキルと素養を高めていきたいと思います。

 

― 現在計画していることや将来の目標はありますか?

 

丁:東京大学人文社会系研究科美術史学専攻を受験するつもりです。

 

― 日中青少年へのメッセージをお願いします。

 

丁:中日両国の地位や影響力はアジアのみならず世界でも軽視できないものであり、中日両国政府も、手を携えて協力し互恵共栄の関係を実現するために、両国の友好交流の推進に一貫して尽力しています。私たちは青少年として、この責任の一端を担い、民間の友好交流の架け橋となり、両国の国民感情をより深め、友好事業の後継者の役割を担わなければならないと思います。