新時代を担う日中友好の架け橋に

後楽寮に住むことができて

楊淼焱

 日本で勉強している間、幸運なことに、東京でいつでも祖国を感じることができる後楽寮に住むことができました。後楽寮での豊富で多彩な文化交流活動は、私を含めた多くの学生の生活をより豊かにしてくれます。

 

 新型コロナウイルス流行の前には、毎年恒例の後楽寮国慶節祝賀パーティと春節祝賀パーティがあり、私と同じ研究室の寮生とで、何人かの友人をそれらのパーティに招待したことがありました。

 

 私たちの歌や踊りを通じて中国文化を知ってもらうと共に、中国留学生たちの声を届けるためです。歓声や笑い声を通じて、お互いの理解が深まりました。

 

 春の桜と秋の紅葉を眺めながら、誰もがその季節を感じ、自分の周りにある草や木の美しさを認識します。後楽寮で過ごす間に、留学生事業部の先生たち、受付のおじいさま方、食堂のコックさん、寮生たちにたくさん助けてもらいました。

 

 後楽寮は、一人ぼっちで東京にいる私に、自分の家があるような感覚を与えてくれました。

 

 新型コロナウイルスの流行が早く終わることを願っています。近い将来、マスクを外して、お互いの笑顔を見せ合える日が来ることでしょう。

 

(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻)