新時代を担う日中友好の架け橋に

「JENESYS2022」第1回日本・香港高校生オンライン交流

実施概要

学校交流

実施日時:オリエンテーション

     2022年11月8日(火)13:10~13:40

     学校交流

     2022年11月24日(木)13:40~15:35

主  催: 公益財団法人日中友好会館

協  力: 香港特別行政区政府教育局

参 加 者 : 迦密愛礼信中学の高校生34名、秋田県立由利高等学校の高校生34名

内  容: 生徒代表挨拶、互いの学校・地域を紹介、グループ交流(テーマに関する発表、意見交換など)

実施方法: Web会議サービス「Zoom」を使用したオンライン交流

 

主な日程

グループ交流・テーマに関する発表

11月8日

【オリエンテーション】

①事業趣旨の説明

②当日までの準備事項の説明

③交流する自治体の紹介動画鑑賞

④グループワーク(アイスブレイク、自己紹介)

11月24日

【学校交流】

①生徒代表挨拶、学校・地域の概要紹介 (香港高校生、日本高校生)

②グループ交流・テーマに関する発表

 テーマ

 Group1:Annual Events

 Group2:Sports

 Group3:Sweets

 Group4:What is “LOVE”?

 Group5:Manners and Customs

 Group6:What is “LOVE”?

 Group7:Manga Culture

 Group8:Christmas

③Group9の香港高校生による発表

 テーマ「Folk Music and Dance」

 

 本交流は、コロナ禍下で対面での交流が叶わない中、日本と香港の高校生がオンラインによる交流を行ったものです。高校生ならではの視点・感性を活かしながら、お互いの国・地域や学校生活の紹介、グループテーマをめぐってのディスカッション等の交流活動を通じ、相互理解と友好促進を図ることを目的としました(日本・香港高校生オンライン交流は、本交流含め今年度計2回実施)。

 グループ交流ではグループごとにルームに分かれ、日本と香港の高校生が各々用意した資料を見せながら、グループテーマに関する発表をしました。その後は、アニメや双方の行事・節句などの祝い方の違いなどの話題で盛り上がっていました。交流の中で気づいた両国の相違点、相手の発表への質問や感想など、各々ワークシートにまとめました。Group9は日本高校生メンバーが欠席になったため、香港高校生は他のグループに入って交流し、準備していたテーマに関する発表はグループ交流終了後に全員に向けて行いました。

 最後の感想発表では、「日本の行事の意味や香港と関わりのある行事について学べた」「一生懸命交流しようとしてくれて嬉しかったし、楽しかった」「日本の高校生活やひなまつりについて学べた」「日本の高校生と友達になれて嬉しかった」などと述べていました。

 

参加者の感想

【香港側参加者の感想】
 迦密愛礼信中学の高校生

 事業を通じて日本人に対して様々な印象を持つことができました。とても親切だと思います。また、PPTでマナーや習慣について学ぶこともできたので、日本へ旅行に行くときは気を付けようと思います。

 

 迦密愛礼信中学の高校生

 日本人と話をする機会を持つことができ、とてもうれしかったです。コロナ禍でオンラインでしかコミュニケーションをとることができませんが、世界の異文化や自分とは異なる考えの人・国を知り、視野を広げられるまたとない場だったと思います。言葉の問題があったにせよ、私たちのグループでは最後まで諦めることなく、とても楽しい時間を過ごすことができました。それに事業を通じて日本の友人たちができたことに感動しています。

 

 迦密愛礼信中学の高校生

 日本の生徒たちはとても友好的でした。日本人と会ったのは初めてだったため、日本についてあれこれ聞きましたが、みんな頑張って、快く答えてくれました。日本の高校生について色々と知ることができ、面白かったですし、見識も深まりました。

 

 迦密愛礼信中学の高校生

 日本の風土や国民性について理解が深まりました。たとえば日本にも、中国の清明節のように先祖を思い偲ぶ「お盆」があるのだと知りました。また、日本の若者たちが追い求めているものについても理解することができました。

 

【日本側参加者の感想】

 秋田県立由利高等学校の高校生

 香港の高校生と交流したことで自分のグローバル的な考え方を広げることができました。

 事前に用意していたプレゼンを使った発表交流では、日本の伝統行事を中心に季節ごとの年中行事をまとめました。香港の高校生さん達は、香港の文化の紹介を写真を使って分かりやすく伝えてくれました。知らない事が多く、香港にとても興味がわく内容でした。

 意見交流や質問では、日本の行事について興味深く、たくさん質問をしてくれて嬉しかったです。プライベートの話など、身近に感じるような会話もでき、楽しかったです。香港の生徒さんが、日本語がとても上手だったのに驚いて感動しました。

 他国の同年代の人達と交流することで、価値観の相違などに気づき、日本への理解が深まったり、他国への理解をより大切にしようと思いました。

 

 秋田県立由利高等学校の高校生

 香港の生徒とグループごとにテーマを決め、お互いに調べたことを発表しました。日本には無い文化が香港にあり、自国の文化の魅力も、他国の文化の魅力にも気づくことができる交流会でした。また、他国の文化を知ることや実際にその国の人たちと交流することで、自分のイメージしていた国の文化と共通点、相違点があり、異文化に対してより考えが深まり、興味関心が高まりました。交流会を通して、他国の人たちと交流するということは、自分たちにとって良い経験にもなり、また、他の国の物事に関する価値観などを知ることができました。コロナ禍である今だからこそ、生徒同士が気軽にオンラインで他国と交流できることは良い機会だと思いました。外国に興味がある、世界の色々な国の人と話してみたいと思う人にも、オンライン交流の楽しさを知ってもらえると良いと思います。実際に、この活動から得た知識や経験は貴重なものであり、今後、何かの役に立つと良いです。貴重な体験をさせてくださった香港の生徒の皆様や日中友好会館の皆様にとても感謝しています。

 また、これからも国際科として、交流などの経験する機会があったら積極的に取り組みたいです。

 

 秋田県立由利高等学校の高校生

 今回のオンライン交流活動を通して、私はたくさんのことを吸収することができました。1つ目は、相手の話を聞くことの大切さです。理由は、言葉は違いましたが、相手の発見したことを聞くのは、とてもおもしろく、強く興味をひかれました。なので、相手の話によく耳を傾けることを心がけていきたいです。2つ目は、1つ目と関連して、反応を返すことです。理由は、ちゃんと話を聞いているという意思表示の意味と、発表してくれた相手に敬意を表すとう意味で必要だと思います。本当に聞いていたのかなと疑問に思われないためにも、反応をすることは必要だと思います。3つ目は、言葉をはっきりと発音することです、聞き返されるということは、うまく話せないということで、相手に伝える気持ちがないと捉えられるので、はっきりと発音することも大切でした。今回の交流会では緊張して上手に話せなかったので、また機会があればお話したいです。ありがとうございました。