新時代を担う日中友好の架け橋に

2023年春節祝賀会

 1月20日、日中友好会館大ホールにて2023年春節祝賀会を行い、寮生163名のうち、74名が出席しました。新型コロナウイルスの影響で小規模開催となったものの、久しぶりの後楽寮行事に参加した寮生たちは喜んでいました。会場では検温・アルコール消毒・マスク着用・換気の徹底・マイク消毒などの基本的な感染症対策を行った上で、密にならないよう、間隔をあけて座りました。祝賀会では、小川正史理事長、黄星原中国代表理事、後楽寮寮生委員会鄧天瑞委員長、昨年入寮した寮生を代表して康信輝さんがそれぞれ挨拶と祝いの言葉を述べました。

 小川理事長からは、自身の留学や外交官としての体験談を交えながら、「古くは阿倍仲麻呂の遣唐使をはじめ、交流の核となるのはいつも留学生である。両国の留学生が日中両国の相互理解の促進ならびに友好の懸け橋になると信じている。」と述べました。黄中国代表理事は、唐代詩人・王維の詩「独り異郷に在って異客と為り佳節に逢う毎に倍親思う」を引用し、「異国で生活し勉学に勤しむ寮生たちを誇りに思う。また祖国の発展と中日友好のために頑張ってほしい」と、後楽寮生に温かい励ましの言葉を述べました。鄧天瑞寮生委員長から、「後楽寮という日本の家で幸せに過ごすには寮生同士が自主的に助け合うことが重要で、後楽寮の発展には寮生全員の努力が不可欠だ。」と協力を呼びかけました。また康信輝さんは、「専門家分野の違う優秀な寮友たちと交流することで自分の視野が広がるだけではなく、大家族の温かみを感じられる。」と述べました。最後に春節を記念して日中友好会館よりささやかな記念品を贈呈しました。

(留学生事業部)

 

小川理事長の挨拶