新時代を担う日中友好の架け橋に

「JENESYS2022」日本・澳門高校生オンライン交流

実施概要

【グループ交流】お互いの発表に拍手

実施日時: 2023年5月20日(土)10:00~12:00

主  催: 公益財団法人日中友好会館

協  力: 澳門特別行政区政府教育及青年発展局

参 加 者: 澳門高校生40名(計24校)、札幌日本大学高等学校の高校生39名

内  容: 生徒代表挨拶、互いの学校・地域を紹介、グループ交流(テーマに関する発表、意見交換など)

実施方法: Web会議サービス「Zoom」を使用したオンライン交流

主な日程

【記念撮影】交流を記念して集合写真を撮りました

①趣旨説明(事業概要等)

②生徒代表挨拶、学校・地域の概要紹介 (日本高校生、澳門高校生)

③グループ交流

・自己紹介

・テーマに関する発表

【テーマ】

Group1:Sports

Group2:YouTubers and Influencers

Group3:Music and songs

Group4:Traditional Food

Group5:Anime and Manga

Group6:Sweets and snacks

Group7:Sightseeing

Group8:Ramen and noodles

Group9:Idols

Group10:Games

・意見交換

・まとめ

④交流内容発表

⑤記念撮影

 

本交流は、コロナ禍下で対面での交流が叶わない中、日本と澳門の高校生がオンラインによる交流を行ったものです。高校生ならではの視点・感性を活かしながら、お互いの国・地域や学校生活の紹介、グループテーマをめぐってのディスカッション等の交流活動を通じ、相互理解と友好促進を図ることを目的としました。

グループ交流では10グループに分かれて、日本と澳門の高校生が各々用意した資料を見せながら、テーマに関する発表を行いました。ユーチューバーやインフルエンサーの紹介、アニメや漫画等、それぞれ高校生ならではのテーマを取り上げ、発表後の交流は盛り上がりました。澳門の生徒が実際に中国語のラップを披露し、それに対し日本の生徒が歌を歌い、最後は日本と澳門の生徒が一緒に合唱するグループもありました。伝わらない事があると紙に書いて説明する等、どのグループも交流に熱心で、テーマについての話題以外にも、言語を教え合ったり、SNSの交換をしたりと互いに興味を持ち合い、積極的に交流をしている様子が見受けられました。

参加者の感想

【中国側参加者の感想】

 澳門高校生 

今回、日本の生徒との交流を通して、とてもたくさんのことを得ることができ、日本文化を肌で感じることができました。ネット上にあるもの以外にも、ネット上では知りえないこともたくさんあり現地の高校生だからこそ知る文化がたくさんあるのだと気付きました。

 澳門高校生 

学校について話をしたのですが、日本の学校は土曜日も授業があると聞いてとても驚きました。他にも日本の生徒たちはとても寛容で、ありがたく思いました。私は英語が上手くなく、日本に留学に行きたいと考えているので、この機会に自分の日本語のレベルがどれくらいなのか試してみようと思っていました。日本語能力試験でN2は取得していますが、独学なので、正しい文法や発音ではなかったと思います。それでも日本のみんなは辛抱強く聞いてくれ、私の日本語が上手だと褒めてくれました。自分の日本語力が認めてもらえ、とても嬉しかったです。

 澳門高校生 

日本の生徒たちのフレンドリーな雰囲気を感じ、札幌の環境について知ることができました。日本に旅行に行ったり、日本の文化を理解したりしたいという興味が増しました。

【日本側参加者の感想】

 札幌日本大学高等学校 生徒

場所が近くても、お互いの文化について知らないことも多くて「そうなんだ!」と思う小さな発見があって楽しかったです。普段から英語を習っているのに、パッとフレーズが出てこなくて、このように実際に使う機会を得ることができてよかったと感じました。

中でも印象に残っていることは、相手に「日本の文化を紹介してほしい」と言われた時のことです。普段過ごしているときにはあまり意識しなかった日本の文化についてすぐに思い浮かばなくて、自分が暮らしている国についてまだ全然知らないことがあるのだなと、再認識することができました。またそのことで、もっと日本の文化や伝統を大切にしていけるようになりたいと思いました。

今回、オンライン上での交流を通して、対面で会話することとは異なる難しさがあると感じました。身振り手振り(例えばあいづちで声を出すかわりに、大きく頷くなど)があると会話しやすくなるように感じたので、今後に生かしたいと思います。いつか、マカオを訪れてみたいと思いました。

 札幌日本大学高等学校 生徒

最初は、緊張や他国との交流の不安でスムーズに会話が進みませんでしたが、慣れてくると会話が増え、いつの間にか時間を忘れて楽しんでいました。私が想像していた中国料理と本場の中国料理の見た目が違っていて驚きました。また、マカオのことをよく知らなかったので、学びになりました。そして、日本の食や文化について知ってもらうことができて嬉しかったです。

中国でも、日本の漫画が読まれており共通の話題で盛り上がることができて楽しかったです。初めて他国の友達ができ、インスタグラムを繋げたり、写真を沢山撮ることができてとても嬉しいです。このような機会があれば積極的に参加したいです。今回得た学びや経験を今後の学校生活や社会に出てからも活かしていきたいです。

 札幌日本大学高等学校 生徒

マカオの方々と話すということを初めて聞いた時は、正直不安でいっぱいでした。なぜなら中国語は当然話せませんし、英語も伝えることが出来るレベルではないと思っていたからです。しかし、実際に交流を始めてみると、お互いに相手と話すことを楽しみにしていたのもあり、相手のことを理解しようとする姿勢だったため、とても交流が盛り上がりました。また、不安だった英語力についてですが、言い回しが分からなかったとしても、簡単な語に言い換えることができればうまく会話ができました。

今回の経験を通して、外国の方と話す体験に参加することにあまりおびえず、話してみたいと思いました。またいつか話すときに備えて、英語のリスニング力とスピーキング力を高めていきます。