新時代を担う日中友好の架け橋に

「JENESYS2023」中国農村青年幹部代表団フォローアップオンライントークセッション

※写真はクリックすると拡大します

実施概要

実施日時: 2024年3月22日(金) 14:00~16:15(日本時間)

参  加  者: 中国側:「JENESYS2023」中国農村青年幹部代表団 団員等 25名

参  加  者: 日本側:一般社団法人信州いいやま観光局、なべくら高原・森の家、ひぐらし農場、小布施文化観光協会関係者 4名

実施団体: (公財)日中友好会館

協  力: 中国日本友好協会

内  容: テーマ「観光による過疎地域の活性化」に関するトークセッション、質疑応答・意見交換

プログラム

① 参加者紹介、事業趣旨説明

② 当時の訪問先関係者3名によるテーマに関する発表

・一般社団法人 信州いいやま観光局「長野県、飯山市の観光 信州いいやま観光局について」

・なべくら高原・森の家「なべくら高原・森の家の取り組みについて~雪国の森林資源の利活用~」

・小布施文化観光協会 まち歩きガイド「小布施町の概要とまちづくりの経緯等について」

③ 質疑応答

④ 当時の団員2名によるテーマに関する発表、過去の訪日で学んだことをその後の業務にどう活かしたか等の紹介

⑤ 質疑応答

 

プログラムのハイライト

本プログラムは、2023年8月に訪日した中国の農村青年幹部(大学生村官)がオンラインで当時の訪問先と”再会”し、訪日テーマに関するトークセッションに参加することで、プログラム参加者が同テーマにおける日中相互の発展状況・現状を共有することを目的として実施しました。

 

トークセッションでは日中の発表者がそれぞれテーマに関する取り組みや現状等について発表、意見交換を行いました。日本側の信州いいやま観光局からは、地域の観光資源を活用した施設・事業所の紹介のほか、広域観光を推進するための事業と課題について、なべくら高原・森の家からは森の家の資源にスポットを当てた取り組みや自然環境を後世に残していくための仕組みづくりについて、小布施町観光協会からは、歴史と文化を活かしたまちづくりや栗・果樹などの六次産業化による地域の活性化について紹介されました。中国側の参加者は、訪日後に取り組んだ活動の紹介や故郷の景色・特産物について発表しました。

参加者からは、「訪日で学んだことを参考に国内で新たな事業に取り組んでいるが、協働する農家の積極性向上のためにできることはあるか」「ブランドPRのため、どのような広報活動を展開しているか」等、質問や意見が述べられ、こうした交流を今後も続けていきたいとのメッセージが伝えられました。

参加者の感想

◆今回のオンライン交流会に参加できたことを大変嬉しく思います。帰国半年後にまた日本で見聞きしたことについてオンラインで交流し、探求することができ、記憶を確かなものにする一助となりました。このような完全な学び方は、将来の仕事や生活の中でさらに熟考し、統合する価値があり、初心を忘れない忍耐の姿勢こそが、私たちが学ぶべきことです。何人かの先生方の講義の中で、冬と夏二つの季節の日本を目にしました。自身が以前に訪れた土地が、白い雪に覆われているのも見ました。それは時間と空間が入れ替わるような素晴らしい感覚で、日本での全ての記憶を思い出さずにはいられませんでした。地方創生の道で、先生方が前進を続け、誠実さを保ち、革新を続けている姿が、自分の立場で目標を設定し、前進していくよう私を励ましてくれました。

 

◆小布施町の一村一品など、人々に良い啓発を与え、深い感情を抱かせる農村創生の新たな事例に多く接し、農村創生の理論的知識の習得とより良い実践を一層強化していくことが必要であると感じました。今回の訪問は、例えば、森林セラピー、一村一品、道の駅など、非常に構想を広げ、視野も広げてくれる活動でした。

 

◆日本側の発表の際、去年の訪日時と比べて、日本は今の景色もとても美しく、ホームステイ等も特色があり、一年中、四季を通じて、豊富な天然資源を基盤に、さまざまなイベントを企画・革新し、その可能性を探ることで、消費者の人気を集め続けていることを知ることがわかりました。中国側の発表の際も、北京や山西省が急速に発展している様子を目にし、現代の科学技術や科学的知識を駆使しており、祖国の大河や山々にも感嘆しました