好時光・二十四節気
八月二十三日 処暑

撮影:Tony Han

今日から「処暑」の節気を迎えました。

一年で最も暑い時期とされる 「三伏(さんぷく)」 の酷暑がようやく終わり、 これから少しずつ暑さも峠を越えていきます。

【超激アツの40日間🔥】中国版の土用「三伏」とは

三伏は、毎年日付が変わります。中国の伝統的な暦である干支をもとに決められ、「夏の暑さが、忍び寄る秋の気配を力ずくで抑え込んでいる(伏せさせている)日」という意味が込められています。

中伏の長さが変わるため、三伏は全体で30日間になる年と、40日間になる「長三伏(ロングバージョン)」の年があります。
2026年は、この「長三伏」の年です。

🔥初伏(10日間) 7月15日(水)〜7月24日(金)
🔥中伏(20日間) 7月25日(土)〜8月13日(木)
🔥末伏(10日間) 8月14日(金)〜8月23日(日)

実は、ここからが油断大敵です!

中国では 「処暑」 の時期の残暑を、 暴れるトラに喩えて 「秋老虎(しゅうろうこ)」 と呼びます。
猛烈な暑さが急にぶり返す日もあるので、これを虎がガオーッ!と大暴れすることになぞらえているのですね。

ここで広東料理の一品をご紹介。
 「勝瓜(絲瓜)魚豆腐浸白貝(ヘチマとつみれ豆腐の白貝スープ仕立て)」 です。

 「絲瓜(ヘチマ)」 は、 晩夏から秋の健康維持に欠かせない“医食同源”の万能野菜なので、中国では家庭料理で大活躍します。
「性涼・味甘(体を涼やかに冷まし、 甘味で元気を補う)」という体にやさしい性質を持ち、健康面で以下のような効果があると言われています。

一、清熱解暑 体にこもった熱を冷ます
二、通経活絡 血行を良くし、むくみを取る
三、化痰止咳 咳を鎮め、痰を切りやすくする
四、美容養顔 お肌のシミ対策とアンチエイジング

日本では、最近はあまり食べることのないヘチマですが、実は「秋の季語」として有名です。
正岡子規が亡くなる直前に詠んだ、絶筆三句にも登場します。

糸瓜咲ひて 痰のつまりし 仏かな
痰一斗糸瓜の水も間にあはず
をととひの へちまの水も 取らざりき

処暑を迎えたとはいえ、まだまだ暑い日は続きそうです。
引き続き、体調管理に気をつけながら、元気に過ごしましょうね!

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