好時光 🌿 二十四節気 
++ 中国歳時記だより ++

『好時光・二十四節気 ――中国歳時記だより』というコラムを始めます。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、古代中国の黄河流域で生まれた、農作業を助けるための暦です。
地球が太陽の周りを回るルート(黄道)上の位置を基準にしています。太陽が15度進むごとに一つの「節気」となり、1年(360度)で合計24の節気が巡ります。そのため、毎月ちょうど2回ずつの節気が訪れることになります。

中国には、二十四節気の順番を覚えるための「二十四節気の歌」があります。

撮影:庄暁暉

初候:桐始結花(桐がはじめて花を結ぶ)
7月23日〜7月27日頃
次候:土潤溽暑(土潤いて蒸し暑く)
7月28日〜8月1日頃
末候:大雨時行(時に大雨降る)    
8月2日〜8月6日頃

一年で最も暑さが厳しくなる頃。

中国には、この時期を
**「小暑大暑,上蒸下煮」**
──「上から蒸され、下から煮られるような暑さ」と表現する言葉があります。
まさに日本の夏にぴったりの表現ですね。

暑さで汗とともに水分やエネルギーが失われ、胃腸も疲れやすい季節。

🌿清熱祛湿(熱と湿気を逃がす)
🌿健脾護胃(胃腸をいたわる)
🌿静心防暑(心穏やかに過ごす)
🌿少貪寒凉(冷たいものはほどほどに)

日本では土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がありますが、中国でもこの時期は黄鱔(タウナギ)が旬を迎え、「冬病夏補(冬の不調を夏の養生で整える)」という考え方のもと、黄鱔を入れた麺やお粥が、夏の滋養食として親しまれてきました。

国は違っても、季節の恵みに感謝し、自然のリズムに寄り添いながら、暑い夏を元気に乗り切ろうと願う気持ちは同じ。

どうぞ無理をせず、 ゆっくりと深呼吸しながら、この暑さも季節の一部として味わってみてください。

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